浄土真宗本願寺派(西)のモダン仏壇の飾り方を写真付きで解説 | 仏壇大はし 奈良市・天理市・橿原市【仏壇・仏具】

浄土真宗本願寺派(西)のモダン仏壇の飾り方を写真付きで解説

2024年6月29日

浄土真宗本願寺派(西)のモダン仏壇の飾り方を写真付きで解説

「浄土真宗本願寺派の仏壇をどう飾っていいのか分からない」

「仏具の種類が間違っていないか不安」

仏壇・仏具の飾り方を難しく感じる人は多いでしょう。日本でも特に大きな宗派である浄土真宗本願寺派(西)の伝統的な飾り方は複雑です。

この記事では、伝統的なものを押さえつつ、現代風にアレンジされた「モダン仏壇」のシンプルな飾り方を解説します。仏壇をどのように飾ればよいか分からない人は、ぜひ最後までご覧ください。

浄土真宗本願寺派(西)のモダン仏具の飾り方

「南無阿弥陀仏」の念仏で有名な浄土真宗は、門徒十派と呼ばれるとおり10の宗派に分かれており、その中で1番大きい宗派が本願寺派(西)、次に大谷派(東)になります。本願寺派(西)の伝統的な飾り方は複雑ですが、まずは分かりやすくシンプルなモダン仏壇の飾り方の手順を以下で紹介します。

  • 仏壇の向きは正面が東に向くように設置する
  • 最上段に本尊・脇侍・仏飯器を飾る
  • 2段目に過去帳・見台・高月を飾る
  • 3段目に花立・火立て・線香立て・線香差し・リンを飾る

仏壇の段数が少ない場合でも、仏具を手前と奥に配置するなどの工夫をすれば問題ありません。それぞれ詳しく解説します。

仏壇の向きは正面が東に向くように設置する

体の正面が西に向かうよう、仏壇の向きは正面を東に向けるのがよいとされています。浄土真宗では極楽浄土のある方向とされる西に向かって拝む「西方浄土説」を推奨しているためです。

しかし、間取りによっては東向きに設置するのが難しい場合もあるでしょう。仏壇の向きは厳格に守らなければならないわけではないため、間取りによって最適な位置に飾って問題ありません。

むしろ、家族の皆が集まる家の中心になるような部屋や、直射日光が当たりにくく湿気の少ない部屋に設置するほうが、実用的で故人も喜ばれる設置場所といえるでしょう。

最上段の飾り方

仏壇のまつり方において、最上段の飾り方は非常に重要なポイントです。

  • 本尊は仏壇中央の一番高い位置に飾る
  • 脇侍は左に蓮如上人・右に親鸞上人を飾る(または九字、十字名号)
  • 本尊の手前に仏飯器を置く

順に詳しく見ていきましょう。

本尊は仏壇中央の一番高い位置に飾る

本願寺派(西)の本尊である阿弥陀如来は、最上段中央に飾るのが決まりです。本尊とは、根本として尊敬するものを意味します。

本尊は仏像型とスタンド型掛軸がありますが、どちらでもよいとされています。仏像型の阿弥陀如来像は、後光が差しており、今にも民を救おうとせんばかりに阿弥陀如来のお体が少し前のめりになっているのが特徴です。

本願寺派は特に位牌は必要としませんが任意で作られる場合、本尊の高さとのバランスに注意しましょう。本尊の目線の位置より位牌の最上部が下に来るように配置します。

脇侍は左に蓮如上人・右に親鸞上人を飾る

脇侍(きょうじ・わきじ)とは、本尊の左右に配置する脇仏のことです。宗派の教化を助ける人物を飾り、本願寺派では左に蓮如上人(れんにょしょうにん)、右に親鸞上人(しんらんしょうにん)を飾ります。または、九字名号・十字名号を飾る場合もあります。どちらの場合でも問題ありません。

蓮如上人は、室町時代の中興の祖です。親鸞上人の教えを広めるために全国を渡り歩いた人物です。親鸞上人は、鎌倉時代に生きた浄土真宗の開祖です。浄土宗の法然を師と仰ぎ、90年にわたる大往生を遂げた人物として知られます。

このように、脇侍には浄土真宗の開祖と、その教えを広めるきっかけとなった人物を飾ります。

本尊の手前に仏飯器を置きます。

浄土真宗では浄水供養(水やお茶による供養)がありませんが、具足セットには茶湯器(ゆのみ)が含まれていることが多く、その流れでお水やお茶をお供えされている方が多くおられますが、お供えしても問題ございません。

仏飯器でご飯をお供えする場合は、本願寺派(西)はハスの蕾に似せてご飯を盛り、大谷派(東)はハスの実に似せて盛ります。毎日お供えすることが理想的ですが、ご飯を炊いた時に一番最初のご飯を盛り付けてお供えします。

2段目に過去帳・見台・高月を置く

2段目に茶湯器と仏飯器・高月を飾る

本尊より一段低い2段目に「過去帳」(かこちょう)、「見台」(けんだい)、その両脇に「高月」を置きます。高月が1つの場合は左右どちらでも問題ございません。

それぞれの道具の説明は、以下の通りです。

  • 過去帳:故人の法名や死亡年月日、生前名や享年を記すための帳面
  • 見台:過去帳を乗せる専用台
  • 高月:お菓子や餅、果物などを供えるための仏具

過去帳とは、故人の生前名や法名(戒名)、死亡年月日を記したものです。浄土真宗の考えでは、亡くなった時点で成仏されるため、位牌ではなく過去帳を設けるのが一般的です。位牌を作らない分、過去帳を位牌に準ずるものとして大切に扱います。

見台は過去帳を開いたままの状態で乗せることができます。過去帳は見台に乗せて、お経机の上や仏壇の最下段などの手の届きやすい、めくりやすい場所に置いて問題ありません。

3段目に花立・火立て・線香立て・線香差し・リンを置く

3段目には左から花立、線香立て、火立て、線香差し・リンを飾ります。

花立とは、お花を供える際に使用する花器です。火立ては、ろうそくを立てる仏具です。線香立ては、お香やお線香を焚くための器です。線香差しは使いやすいように線香を箱から小出しに出して立てておく仏具です。素材は手入れが楽で変色しにくい金属製のものが多くあります。

リンは手元に置いてもよい

音を鳴らすための仏具・リンは、お経をあげる際に鳴らすので手元にある方が使いやすくなります。お経机がある場合は、その上に置くと鳴らしやすくなります。

毎日鳴らすりんは、心が休まる音色の良いものを選んでください。リンの音色は、お参りする人を清めその場を浄化し故人をしのぶ崇高な空間をつくります。

浄土真宗本願寺派(西)の金仏壇の飾り方

本願寺派の伝統的な金仏壇を飾るには、たくさんの仏具が必要です。モダン仏壇には使用しない仏具もありますが、以下の順番で飾っていくとスムーズです。

①天井天井に留め具を付けて、輪灯(りんとう)・吊り灯籠(とうろう)・珱珞(ようらく)を吊り下げましょう。
②最上段本尊と左右に脇侍が並びます。その手前中央に仏飯器を置きます。
③中段打敷(うちしき)と呼ばれる三角形の豪華な金襴布を敷き、その上に線香立て、火立て、花立の具足を置きます。
④最下段過去帳を見台の上に置きます。供え物の台(高月)を両サイドに置きます。
④経机(きょうづくえ)仏壇の前に置く経机の上に、線香差し・マッチ消し・リンなどを置くのが一般的ですが、現在では線香立てや花立などを置く場合もあります。

仏壇や仏具にも東西で違いが見られます。まず、仏壇の柱が金箔の場合は本願寺派(西)、黒塗りは大谷派(東)です。また仏壇の屋根が一重の場合は本願寺派(西)、二重は大谷派(東)です。

花立・線香立て・火立てなどの仏具は、本願寺派は黒っぽい物ですが、大谷派では金色の物を使用します。仏壇と仏具の色がそれぞれ逆という特徴があります。

浄土真宗本願寺派(西)で必要な仏具一覧

浄土真宗本願寺派(西)で必要な仏具一覧

通常の仏壇を飾る場合は、仏具セットを活用するのがおすすめです。セットにも種類がたくさんあります。以下では、モダン仏壇を飾る際に必須のものとあった方がよいもの、任意でそろえるものを3段階で紹介します。

必須のもの本尊・過去帳・見台・線香立て・花立・火立て・リン・仏飯器
あった方がよいもの脇侍・高月・仏器台・線香差し・法名用掛軸・茶湯器

予算の心配がある場合は、ひとまず必須のものからそろえましょう。小さい仏壇の場合はスペースの関係で置けない場合がありますが、置くスペースがある場合は本尊の両脇に脇侍を飾るのが丁寧なまつり方と言えます。

浄土真宗本願寺派(西)の仏壇・仏具の選び方

浄土真宗本願寺派(西)の仏壇・仏具の選び方

近年の仏壇は部屋の雰囲気や個人の趣向に合わせて選べるとはいえ、伝統を重んじる気持ちも大切です。本願寺派の仏壇や仏具を選ぶ際のポイントは、以下の4つを押さえておきましょう。

  • 基本の仏具は仏具セットを購入する
  • 掛軸タイプの本尊は西と東でそっくりなので注意する
  • 色は黒塗りまたは焼き色のついたものを選ぶ
  • 位牌ではなく過去帳を飾るのが基本

順に詳しく解説します。

基本の仏具は仏具セットを購入する

浄土真宗では、花立・火立て・線香立ての三具足、または花立(一対)・火立て(一対)・線香立ての五具足を用意するのが基本です。

仏壇に合わせた仏具類のセットを購入すると、必需品一式がセットになっているので追加購入の必要がなく無駄がありません。本願寺派では、鳴物はリンのみ使用します。鳴物を購入する際は、リンセットがおすすめです。

一般的な供えものは五供(ごくう)と呼ばれる、以下の5種類です。

  • 灯燭(とうしょく)
  • 浄水
  • 飲食(おんじき)

仏具は五供に連動しています。ただし、浄土真宗はお仏壇に「お水やお茶」をお供えしない宗派です。通常セットなどでは不要なケースもあるため、場合によっては単品購入も検討しましょう。

掛軸タイプの本尊は西と東でそっくりなので注意する

本願寺派と大谷派の掛軸タイプの本尊は、見た目がそっくりですが違いがあるので注意が必要です。具体的には、後光の本数に微妙な違いがあります。本願寺派(西)は8本大谷派(東)は6本です。

本願寺派と大谷派は考えの違いや後継者問題から分裂し、それぞれ独自の考えを展開するようになりました。仏具・位階・荘厳・お経の読み方まで違います。

間違えて購入しないよう、店舗で購入する際はスタッフに確認しましょう。

色は黒塗りまたは焼き色のついたものを選ぶ

色は黒塗りまたは焼き色のついたものを選ぶ

本願寺派の仏壇は、全体に黒の漆塗りが施され、内部には金箔が張ってある金仏壇が基本です。ただしモダン仏壇や唐木仏壇を選んでも問題ありません。金仏壇を購入する際は、本願寺派用を選びましょう。

仏具については、黒色や焼き色のついた仏具が推奨されています。三具足や五具足を基本に、予算や仏壇のタイプに合わせて必要な仏具を購入しましょう。

位牌ではなく過去帳を飾るのが基本

位牌は故人の戒名や命日を記した木札であり、故人の魂が宿るとされる仏具です。浄土真宗は「亡くなった時点で成仏される」という教えです。つまり霊魂が現世にとどまるという考えではないため、浄土真宗で位牌は不要とされています。

過去帳は各家庭に伝わる系譜を記した家系図のようなものでもあります。通常どの宗派も使用する仏具とされていますが、特に浄土真宗においては位牌に準ずるものとして大切に扱います。

過去帳のサイズは、3.0寸〜6.0寸まであり仏壇の大きさに合わせて購入されるのよろしいでしょう。また過去帳は仏壇に置く場合、見台に乗せておくのが丁寧な正しい置き方です。3.5寸の過去帳を買う場合は、見台のサイズは3.0寸か3.5寸が適合します。

仏壇の購入後は入仏(入魂)式を行う

仏壇の購入後は入仏(入魂)式を行う

仏壇を新しく購入したら、入仏(入魂)式を行います。入仏(入魂)式とは本尊に魂を宿らせる儀式であり、僧侶を招き読経してもらうのが一般的です。その他の宗旨では開眼供養とも言います。

あくまで本尊に対して行うため、仏壇に飾る本尊を新しくしたら都度入仏(入魂)式を行いましょう。親族が亡くなってから新しく仏壇を準備した場合、入仏(入魂)式は四十九日の法要時に行うのが一般的です。仏壇購入の契約をしたら、来ていただく僧侶に四十九日の法要と同時に入仏(入魂)式の依頼をしましょう。

四十九日に間に合わない場合は、春秋のお彼岸やお盆、一周忌にあわせるケースもあります。家族が亡くなったのとは異なるタイミングで仏壇を購入した場合には、購入のタイミングで行うのがよいでしょう。

まとめ:ルールは複雑だがお参りをする心がけが重要

まとめ:ルールは複雑だがお参りをする心がけが重要

浄土真宗本願寺派(西)のモダン仏壇と金仏壇の飾り方を紹介しました。最初は作法の複雑さにとまどうかもしれませんが、重要なのはお参りをする心がけです。故人をしのぶ心があれば、それはきっと伝わります。

現在は仏壇や仏具のデザインの幅も広がっており、選択肢が増えています。実物の質感や色の印象を自分の目で確認するのがおすすめです。

仏壇大はしは奈良県一のモダン仏壇の品ぞろえを誇り、大手の仏具店の同じ仏壇と比べても20~30%程度の低価格を実現しています。低価格の理由は余計な間接コストをカットしているためであり、品質・デザイン性に長けた仏壇のみを取り扱っています。

仏壇は5年保証(照明は6ヶ月)。仏壇の詳細や価格はHPですべて公開しています。一般的な仏壇店と違って仏壇を見に来店されたお客様にスタッフが入店後すぐ横につくことはなく、お客様自身でゆっくりと店内をご覧いただけます。お客様から商品説明のご希望があってはじめてスタッフが横につかせて頂きます。何度ご来店頂いてもこのスタイルになっています。ぜひ仏壇大はしで、心ゆくまで仏壇をお探しください。

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