立派な柱が使われている上質なしつらえの和室の真ん中にある仏間に伝統型の黒檀仏壇18号サイズを設置させて頂きました。仏壇と仏間の間に30㎝程度のすき間ができるので5ミリ単位で幅と垂れを指定して製作できるオーダーのすだれをあつらえることによりさらに上質な祈りの空間になりました。仏壇の欄間は厚みのある黒檀の無垢材の一刀彫の欄間が備えつけられ、障子(内側扉)や仏壇内部の棚周りには見事な彫り物が施され伝統型の仏壇が持つ圧倒的な存在感を放っています。天井から吊るす灯篭はLED配線によってライトアップされご本尊や仏壇内部を荘厳に照らしています。仏壇上段には浄土宗のご本尊の木彫りの阿弥陀如来像と両脇におまつりする法然上人、善導大師の掛け軸を設置しました。ご本尊のお仏像や掛け軸はお魂が入りお参りするもので家の守り本尊となり最も重要で大切なものであるといえます。浄土宗は木魚、カネ(伏せ鐘)、おりんと三種類の鳴り物を用意するのが正式になりますが叩いた時に耳触りの良い、よい響きと余韻のある、気持ちの落ち着く鳴り物をご用意されるとお参りするときに鳴らすたび心が落ち着き、周りが神聖で厳かな雰囲気になり、精神が統一されたような気持ちになることができます。お膳は四十九日や百か日、一回忌などの各法要や毎年のお盆に使い精進料理をお供えします。
黒檀仏壇 台付き型 浄土宗
2020年3月4日